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2011年01月19日

1月19日

 朝から本日は心電図の業者の方がきてくださり
使用法など説明していただきました。
それまで医師会検査センターの心電図お借りしていました。
ありがとうございました。検査センターには
災害前より検査機器を貸していただきながら
災害で使い物にならなくしたうえ災害直後から
心電図貸していただきありがとうございました。
 
 本日北海道から義援金を持ってきてくださいました。
大きな医療機材は市から補助していただいております。
足りない分や生活再建に使わせていただきます。
ありがとうございます。

 
 診療所裏の自宅のほうは今年から住めるようになっております。  

Posted by 奄美3340 at 17:53Comments(0)復興状況

2011年01月19日

さあどうする

名瀬から住用まで約20km。
その間2kmクラスのトンネルが3本。
短いトンネルが2本。
約3分の1がトンネルだ。
山間地のためその間何が起こるかわからない。
道路は役場前まで冠水していた。
役場前の駐車場に車を避難させる役場職員。

玄関前で不安そうにしていたご夫婦は孫である
歯科職員に車でなんとか役場にたどり着いた。
以前の災害の時この駐車場に止めた車は
助かったのだ。
しかし・・・

診療所の隣は駐在さん。そこの奥さんは
3か月の赤ちゃんを抱え派出所の事務所に
心配そうにしていた。私は役場に避難する
ように伝えた。
しかし・・・

私は不安な気持ちでオデッセイを走らせた。
が役場のところから対向車が渋滞して動けずにいた。

たこ焼き屋さんの前のカーブを曲がった時。
目を疑った。
50cmぐらいの土石流が行く手を阻んだ。
自分のはしるべき車道がみえない。
急ブレーキ。Uターン。
たこ焼き屋さんの駐車場にいったん止めた。
だがここも不安である。
道路に帰れば渋滞に巻き込まれ立ち往生に。

さあどうする
脇に小さな西中間集落へつながる小道が目に入った。
その道の向こうは冠水しているのが見える。
この集落を通り越して向かいに出れば高台がある。
道は狭いし途中でオデッセイは水につかり
立ち往生の可能性も

さあどうする

  

Posted by 奄美3340 at 17:37Comments(0)豪雨災害

2011年01月19日

10月20日 午前10時40分

15人目の最後の患者。
膝痛のため注射希望で来院。
平静を装う。
あせりながらの注射となる。
最後の患者を職員に車で送らせる。

雨は一向にやむ気配がない。
連続した雨音。怒っているようだ。
名瀬から弁当をもってくるとの情報。

この雨だともしかしたら危ない
そんな考えが浮かぶ。
この予感は当たることになる。

職員と小物を高い所にあげる作業中
の妻が私に言った。
「患者さんも来ないし途中まで車で
行って弁当受け取ったら、みんな自分で弁当
持ってきてないんだから」
まともな理由である。拒否できない。しかし
・・・
もしものときに1台は車を使えるように
私のオデッセイを高台へ移動することにした。
そのついでに名瀬方向に走り弁当を受け取る作戦。

妻の昨年初めて買った新車フリードを車庫へ移動。
家の周囲の平地より10cmほど高いのだ。
診療所前より高いのだが水位はマフラーがつかるほど。
水が入らないか心配なためアクセルを常に吹かしながら。

雨はやみそうもない。
水位はかつてない表情を見せようとしていた。
ただならぬ雨に妻も弁当またず職員2人を
帰らせることにした。
役場前の道路は冠水して通行できそうもない。
駐車場の中をくぐり抜けなんとか帰った。
  

Posted by 奄美3340 at 01:09Comments(2)豪雨災害