2011年01月24日
さあ避難だ
診療所に着くともう誰もいない。
診察室で私は電子カルテと
エコー、カメラなどの画像情報
などはいったデータ
をバックアップ開始。
早く終了しないかとパソコン
の画面を見つめる。
パソコン画面はいつもの
スピードでバックアップしている
fileの名前の羅列画面が
いつものようにちーんたら流れる。
診療所の玄関側と裏口から廊下へ
浸水が始まった。
急いでくれ心臓がざわめきだした
こんなときパソコンは融通がきかん。
なかな終わらない。いらいら
2-3分で普段する作業だが待っていられない
そのとき妻の声が
ジャージャーの雨音にまじって聞こえた。
診療所の外だ。自宅側にある裏口が開く
「もう腰まで水が来てる。危ない。早く」
「もう早くして」
妻の緊迫した声。私の手がノートパソコン
の蓋をパタッと閉じた。
パソコンをバックに入れ、往診かばんと
AEDと緊急用のセットの入ったバックを持って
裏口へ水しぶきを上げながら走った。
裏口でもう履物が見つからない。
サンダルがぷかぷか浮いてる。
それををすくうようにはいた。
左右別々だがそれどころでない。
妻は往診かばんを
うけとり首にかけた。
急げ急げ 避難するのだ!!
向かうは2階のある役場住用総合支所
診察室で私は電子カルテと
エコー、カメラなどの画像情報
などはいったデータ
をバックアップ開始。
早く終了しないかとパソコン
の画面を見つめる。
パソコン画面はいつもの
スピードでバックアップしている
fileの名前の羅列画面が
いつものようにちーんたら流れる。
診療所の玄関側と裏口から廊下へ
浸水が始まった。
急いでくれ心臓がざわめきだした
こんなときパソコンは融通がきかん。
なかな終わらない。いらいら
2-3分で普段する作業だが待っていられない
そのとき妻の声が
ジャージャーの雨音にまじって聞こえた。
診療所の外だ。自宅側にある裏口が開く
「もう腰まで水が来てる。危ない。早く」
「もう早くして」
妻の緊迫した声。私の手がノートパソコン
の蓋をパタッと閉じた。
パソコンをバックに入れ、往診かばんと
AEDと緊急用のセットの入ったバックを持って
裏口へ水しぶきを上げながら走った。
裏口でもう履物が見つからない。
サンダルがぷかぷか浮いてる。
それををすくうようにはいた。
左右別々だがそれどころでない。
妻は往診かばんを
うけとり首にかけた。
急げ急げ 避難するのだ!!
向かうは2階のある役場住用総合支所